ある意味操作方法がラスボスなSTG?『Erst Kerf』の話


今回は最近やってた同人STG『Erst Kerf』の話です。
STG「?」なのは、プレイした時に「これ微妙にアクションっぽいけど、いわゆるガンシューティングって事なんかなあ。でもFPSとかTPSとかやった事無いからよく分からん。まあごく古い刑事ドラマの銃撃戦みたいな感じだからシューティングと言えばシューティングだよね」と思ったから、なのですが、正直どうでもいいですね。



あと、このゲームをプレイするきっかけだったのが「隠し武器がFF3みたいな感じで落ちているゲーム」という話だった(隠し通路の向こうに謎の空き地があってそこに隠し武器が落ちているという事らしい)のですが本当にどうでもいいですね。
なぜ語尾が「という事らしい」なのかというと、まだ隠し武器を一つも見つけられていないからなのですが、全くもってどうでもいいですね。



話が全力でそれました……それはさておき、このゲーム「ある意味操作方法がラスボス」と書いたとおり、操作方法が非常に変わっております。
具体的には普通のゲームパッドが使えなくて代わりにマウス使います(正確には、十字キー+マウスでプレイするゲームなので、左手にゲームパッド、右手にマウス、というのが個人的には一番プレイしやすいと思うのですが……)。


で、具体的にマウスをどう使うかというと……。


まず、左クリックと右クリックで2種類の武器を使い分ける……ゲームパッド使える普通のゲームと変わりませんね。
真ん中のボタンもしくはスペースキーで装備を変更する……ゲームパッドでもボタン割り当てで何とかなりそうですね。


しかしここからが違います。
マウスを動かす事によって自機の向いている方向を360°変更できる!……これによって、独特の、独特すぎるプレイ感覚が生まれています。


障害物の影に隠れつつ、そこからちょっとだけ自機の向いてる軸をずらして敵をちまちま撃ったり、自機の向いてる軸をずらしながら後退する事によって敵の攻撃を華麗に避けてみたり、さらには障害物の周りをちょっとずつ軸をずらして後退しながらぐるぐる回る事によって敵の攻撃を永遠に避け続けてみたり(笑)……これがとてつもなく面白い。


最初慣れないうちは、敵に囲まれたり敵に後ろから攻撃されたりした時など、ついマウスを動かしすぎて、その場でぐるぐると回転しながら蜂の巣にされたりもしますが、プレイ感覚の新鮮さに反して意外と簡単に操作方法に慣れるものです。
「いやお前『操作方法がある意味ラスボス』とか言ってたじゃん!」という話ですが、慣れたら普通のSTGよりも応用範囲が広い事もあってEASYなら相当簡単にクリアできるんですよこれ。
獲得武器とレベル(上がると自機パラメーターを強化可能)が持ち越される事もあって、プレイすればするほど簡単になっていきますし……。



そういう訳でこのゲームとてつもなくお薦めなので是非プレイして下さい……と締めようと思った所で、もう1つのラスボスを思い出しました。
このゲーム、メロンブックスでは既に売り切れ、とらのあなではそもそも売ってないという事で、多分首都圏の人以外は「これだけ通販で買ってもいい!」くらいの熱意があるか何かのついでが無いと入手困難なんですよね……(俺はメッセ通販で買いました)。


「同人ゲームとは本来そういうものだ。東方ですらついこの間まで四六時中買えるものじゃなかったじゃねーか!」と言われると全くその通りなんですが、同人ゲームだからこそできるオリジナリティが爆発しているゲームだけにこれだけは本当に残念です。
なので、簡単に入手できる方や熱意のある方は是非買ってみて下さい。
とりあえず体験版をプレイするだけでも……。