結論としては「みんな東方以外の同人ゲーもっとやろうぜ!」という話

とりあえず前回の前振りはこれを転載したかっただけだったりします。
あと、タイトルで偉そうな事書いてますが、俺もまだ有名サークルの半分くらいも網羅してない程度しか同人ゲームプレイしていませんホントすみません。



この文章は元々は「同人ゲーにはまったきっかけは何でしたか?」という質問の回答になるんですが、今では積んでる同人ゲー消化するだけであと10年は戦えそうなくらい末期症状な俺ですけども、昔は同人ゲーは東方しかやらない普通の人でした。
STGとかアホみたいにやってる時点で普通の人じゃないんじゃないですか?」などという質問・反論は一切認めんッ!。


まあそれはともかく、同人ゲーの世界に本格的にハマった最初のきっかけは、永久る〜ぷ『TWilight INSanity』というゲームでした。
この頃ちょうど東方本家のリリース間隔が開いていたのでやるゲームがなかった&ゲームの方の文花帖があまりにも難しすぎてトラウマになって東方と名前の付くゲームがプレイできる精神状態じゃなかったのが、何故かいい方向に働いた感じですね。

「トラウマになるまでゲームやるとかバカじゃないですか?」などという質問・反論は一切(以下略)。
最初は「東方ライクなSTG+ADV的な選択肢ゲー」という事でやってる人の評判も良いし無難に楽しめるだろう、という軽い気持ちで買ったんですが、正直プレイして驚いた。


「ボムを1個でも持っていればミスしても死なない……ただしその時点で持ってたボムは1個だろうが9個だろうがボッシュート」という一見親切に見えるが実は意外と極悪な仕様(適時ボムを使って点稼ぎをしないとバッドエンド行きなゲームなので9個ボッシュートは即死フラグ。正確には『点』とは違うのだが大体同じ様なモンだしゲーム内用語なので説明は略)。
5面ボスの間違うと即バッドエンドルート行き選択肢が使用キャラごとに正解が違うという地味にヒドい仕様。


STG+ADV的な選択肢の両方の結果ルートが分岐するゲーム」という表面的な事以上にフリーダムな内容に「同人ゲーの世界って何気に凄いんじゃね?」と思わされた最初のきっかけでした。



ここら辺から「ちょっと気になった同人ゲームはとりあえず買ってみる」という状態に移行し始めます。



でもって現在の末期状態になったきっかけは、ふろーずんおーぶ『ディアドラエンプティ』というゲームです。

このゲームは最初「金全然増えないから装備全然買えない→敵逃す→金全然増えないから装備(以下無限ループ)」とか「瞬間無敵体当たりアタックがメインだから事故多発するんだけどどうせいっちゅうんだこれ!」などと思って、ちょっとプレイしてから1年くらい放置してたんですが、ある時に瞬間無敵体当たりアタックを全く使わないで、長押しボム&経験値ボム使った金&1UPコイン錬金術(プレイしてる人は知ってるだろうしプレイしてない人には無駄知識なので説明略)使って自機を全力で強化して、わらわら湧いてくるザコを超火力で粉砕してちょっとミスしても1UPコイン集めてチャラにしてガンガン攻めていくゲームなんだ!、と気づいてから見えてる世界ががらっと変わりました。


画面を埋め尽くす敵と自機弾と敵弾とアイテム。
面が終わっても1分くらい続くアイテム自動回収画面。
何より普通のゲームが「いかに処理落ちさせないでプレイするか」を前提に作ってるのに「どんなハイスペックなパソコンでも10FPSくらいまで下がるのでそれを利用してこの地獄を打開して下さいね(はぁと)」とでも言いたそうな地獄の攻撃。


黄色は経験値コイン、水色は金コイン、群青色は1UPコイン、紫色は敵弾、あと画面下のレーダーに赤く写ってるのが現在の敵状況で白いのが画面外の敵弾です。
ちなみに画像はEX最終面なのでドン引きしなくても大丈夫だよ!
あと一見難しく見えるけど、東方をHARDで殆どクリア出来ない俺でもクリア出来るレベルだよ一応。



「いや同人ゲー界マジ凄ぇ。どこに凄い物が転がってるか分からないから面白い可能性があるゲームはとりあえず確保しとこう」と思わせられたゲームでした。



ちなみに前者はDL販売しており、後者は有志の方がアマゾンで個人店作って売ってるそうです。
良い時代になったものですね。



最近だと、昔ちょこっと感想的な物を書いたホワイトシルエット『Erst Kerf』がその後凄い印象的な事になってましたね。
このゲーム、普通にやる分にも当然面白いんですが、難易度調整が凄い事になってる。

普通のゲームと同じ様に、後日談的なEXステージがあるんですが、これにもEASY・NORMAL・HARDという区分がありまして、これが本編HARDを鼻歌交じりでクリア出来るレベルになっていてもEXのEASY道中がいきなり辛い!
そしてEXのボスが本編とEX道中を足したよりも辛い!
さらにEXをクリアすると真の最終面であるEX2が出現するんですが、これのEASY道中が本編とEX1全部のHARDを足したよりも(以下略)
極めつけにEX2のボスが本編とEX1とEX2の道中を全部足し(以下略)


EX2を初めてやった時は「何じゃこりゃ!」と思いましたが、上級者のリプレイ見て研究したり挫折したり上級者のプレイ見て(中略)挫折(中略)の末にクリアした時には本当に感動しました。

この難易度の取り方は利益とか考えない同人ゲームじゃないと出来ない物だと思うので、興味がある方は是非プレイして欲しい……と言いたい所ですが、昔感想を書いた時点でも割と入手困難だったのが、今ではもう同人ゲームを中古で売ってる所でたまたま売ってる所を見つけるしかないくらい入手困難が残念な所です。



まあそういう事があるからとりあえず買っておいて何年もプレイしないとかアホな事やってる訳ですけど(笑)。