3誌の中でキャラットはまだアレが許される方……なのかなあ

今日はこの間完結した『HR』っていう4コマ漫画の話っつーか感想っつーか、解説?なんですが、正直、もう読んでる人は作者のサイト見たらなんでこういう事になったのか全部書いてあるので、そちらをどうぞ。




で、まだ読んでない人に向けての解説なんですけど、この漫画はついこの間完結した、掲載誌であるきららキャラットの空気っつーかむしろきららワールド全体の空気?を破壊しまくりなカオスな漫画です(お前の書き方は誤解を招きすぎだと毎度毎度毎度毎度言われるので一応断っときますが、死ぬほど褒め言葉です)。


普通きらら系の雑誌に載っていて、あまつさえ女3人組が主人公の4コマ漫画と言いますと、基本、男日照り(暴言)と言いますか、レズップルはいても普通のカップルはいない(超暴言)と言いますかカップルが成立したらそこで連載終了だよ!」みたいな感じで、良く言えば清く正しい雰囲気漂う、悪く言えばオタの夢が凝縮されたファンタジーゾーンでして、この漫画も例外ではございません……でした。



 2巻途中までは。



まあ、何でそういう展開になったかは、これまた作者の人のサイトで解説しているので、特に読者の私が何か言う事ではありませんが、まあ……その……なんだ……作中で高校生同士でヤっちゃう訳です。
しかも「他の女に男を取られる危険性が出てきたから、とりあえず男を体で繋ぎ止めとけ」的ノリで。



「良くも悪くも途中まではきららにありがちな雰囲気漫画」だった作品に「高校生だったら勢いでヤっちゃう事もあるだろ」という話をいきなり挿入してきたというのは、そりゃあ賛否両論になるのは当然だと思いますが、少なくとも私は本当に凄い事だったと思います



一応、「連載開始時には主人公3人娘のトップだったはずの娘が、一人だけカップル展開と関係無かった(正確には中学校の先生と(以下略)とかはあるんですが)ので連載終了時には三番手扱いにまで格下げされていたのが泣ける」とか「2巻途中から始まった高校生編でカオスになるまでの、読んでるこっちが恥ずかしくなる様な清く正しい純愛ぶりはそれはそれで凄い」とかもある事はあるんですが、この漫画について語るとなると、やっぱり29話以降のカオスっぷりにつきるかなあと思う訳で(何度も言いますが、褒め言葉です)。





とりあえず、作者の人が仕込んでたらしい小ネタ(私は同人誌時代とかエロ漫画時代の時のキャラが背景で友情出演してた事くらいしか気づきませんでした)を確認するだけでもいろいろ楽しいので、連載を読んでいた人も読んでない人も、是非単行本を買うべきだと思います。
むしろそれだけのために単行本を買ってもいいくらいの勢いです(笑)。

ハナを服を買い与えていた謎のあしながおじさんが、じわじわハナに興味を失っていく様子がハナの私服の変遷でほんのすこしだけ伺えます。

特にこれとかリアルすぎて吹きましたわ。