しかも京極で一番厚い奴よりも厚いくらいの勢い

すいませんまた推理小説話です。
オタ系の話は「『ルーンファクトリー2』で、依頼された『リラックス茶の葉』作成に料理レベルが26必要な所が、その時点でレベル1だったので、仕方なく低レベルでも作れる上に材料調達が超楽な『りんごジュース』や『りんごジャム』や『オレンジジュース』や『オレンジマーマレード』や『ぶどうジュース』や『ぶどうジャム』などをそれぞれ20個ずつ作ったりするマゾプレイがだんだん楽しくなってきたりする超末期症状について、至福の笑みを浮かべながら語る」ぐらいの勢いで、自分しか面白くない終わった話題しかありませんので、自粛してます。




いやそれはともかく、去年の推理小説界最大の地雷として、一部で凄い勢いで話題を呼んでた第35回メフィスト賞『天帝のはしたなき果実』を105円(以下略)で読んでたんですけど、いや、これはヤバイ。
パンドラの箱を開けて希望すら最後に残らなかったくらいの勢いで危険物を引き当てた様な気がしてなりません。



この小説のどこがパンドラの箱かというと……すいませんプロローグ3ページ+1章を5ページ程読んだ所で既に、ネウロ風に言うと「脳にハリセンが出来そうなくらい折れ目が付いた」……日本語に訳すと「耐えられなくなった」ので、内容については全く把握できていません(オイ)が……、

熱情色(アバッシオナート)(笑)
音楽神(ミューズ)(笑)
珈琲店(カフェ)(笑)
生成色(ベージュ)(笑)
査古聿色(チョコレート)(笑)


朱色(シナーブル)(笑)
短外套(ピーコート)(笑)
細肉茶飯(ハヤシライス)(笑)
小市民(プチブル)(笑)
愛の劇場(ソープオペラ)(笑)


小球筆(ボールペン)(笑)
外套(コート)(笑)
勝者総獲り(ザウイナーテイクスイットオール)(笑)
調整(メランジュ)(笑)

3ページのプロローグの間にこれらの単語が全部出てくる小説、と言えば、大体分かって頂けると思います。
なんなんでしょうかこの知識ひけらかしは……と言うか「お前の脳内地方でしか使われてない方言で小説書くな標準語で書け!」という感じです。
もしくは「知識ひけらかしメインの小説を書いて許されるのは、この世で京極夏彦1人なんだよ!」「ぶべらっ!」


しかも、これだけ知識ひけらかし単語がちりばめてあるのにもかかわらず、本文が今まで読んだ文章の中でぶっちぎりで頭悪そうなのが、また恐ろしい所ですね。
1章を5ページくらいだけ読んだ感じで物を言っていますが、主人公が自分の楽器に付けた愛称が『天帝のはしたなき果実』らしい辺りから、それを感じ取って頂けると幸いです。
(追記:すいません2章読んだら主人公達のオーケストラが演奏しようとしている(多分架空の)曲が『天帝のはしたなき果実』でした。)



この間「メフィスト賞の本を1冊読むたびに100日ずつ寿命が削られていってる気がする」と書きましたが、この本は1ページ100日くらいの高レートで寿命を削っていってる気がするので、全部読み終わるまで生きていられるかマジ心配です……(暴言)。