どう考えても森とか西尾とかのビッグネームを避けて買ってるからです

最近例の「ブクオフで105円(中略)ゴミ箱に(後略)」シリーズで、アホみたいにメフィスト賞作家の本を買ってるんですけど、その中に混じってた古処誠二って人の『未完成』って本が、話はまー何すか?

『可も無し、不可も無し』by北方歳三

みたいな感じだったんですが、今一番言ったらヤバいネタをメインテーマにしていたんで、気になってちょっと調べたら、推理小説とはまったく関係ない2chのスレがザクザク出てくるわ、作家スレ住人でさえこの作品の事に触れるのがタブーっぽくなってるわで、ちょっと笑いました。


つーかメフィスト賞系は「脳がちょっとどうかしてる人が凄い勢いで脳内妄想を垂れ流してみた微妙に変な話(怪作まで行かない)」か「ちょっと上手い事やる技術がある人が上手い事やってみただけの話」がやたら多くて、ちっとも当たりが見つかりませんね。


20個くらい読んでみたんですけど、今の所、私的に当たりと言えるのは北山猛邦という人くらいで、しかもこの人も

「脳がそれなりにどうかしてる人が凄い勢いで脳内妄想世界観で起こるキ○ガイ殺人事件を垂れ流してみた怪作」

みたいな感じの作品ばかりなので、「個人的には凄い好きだけど、他人にお勧めできるか?とか名作か?と聞かれると微妙」みたいな感じですからねー。



やっぱメフィスト賞は、第2回の流水先生があまりにも頭がおかしすぎたのと、その反動で第3回の蘇部健一が無難でどうでもいい……いやあの個人的には「今まで読んだ推理小説の中で一番『普通に』面白くなかった」と自信を持って言えるという意味で逆に面白いかもしれない様な気がしないでもない短編集を「無難でどうでもいい」と表現するのは凄い抵抗感があるのですが……だったのが全てを終わらせてしまった感がありますね。