実はいわゆる「燃える」と言われる作品は大抵嫌いだったりするのですが。

　もう1週間遅れの話題ですが、先週のアイシールドは非常に良かったな、と。

　何が良かったかって、一番おいしい所をデブが持って行った事ですね。
　先々週の悪巧み担当なヒル魔君が、努力でいいとこ持って行くのもそうですが、これは（特にジャンプでは）普通じゃあり得ん事な訳ですよ。

　ワンピースを例に取ると、ゴムが最強の敵と戦いつつ一番おいしい所を持って行って、剣士が二番手と戦ってクソアマが女の敵と戦って（以下略）、と、完璧に役が固定されていて、かつおいしい所は全部主役持ち。
　サブキャラは単発回でいい場面があっても、あくまで全体的なエピソードでは主役が全部持って行くのがジャンプな訳で、アイシールドも、まあ大抵、二番手のサルがつなげて主役のセナが全部持って行くのが基本ですわ。

　それが、今回はヒル魔がつなげてデブが持って行くという変則展開。
　チームスポーツ物だから割と脇も優遇されてるとはいえ、まさかこうくるとは思いませんでしたわ。
　試合終了かと思ったらサルがつなげてた時は、この後いつも通りヒル魔が悪巧みしてセナが持って行くと思ってたですよ。

　まあそれでも悪くはないんですけどね。

　それにしても準決勝で王城って、じゃあ決勝戦はどう盛り上げるつもりなんだろっていうのが少々気になりますね。
　今までさんざん因縁で盛り上げておいた王城を差し置いて、決勝が突然出てきた恐竜では、微妙に盛り上がらない気がするんですが……。