そもそも夢想転生に1000回チャレンジして1回も成功しないまでやり続ける前にストレスが溜まると気づくべき

 ここ最近、真面目に話が展開している文には面白くない事はないんだが萌え部分が絶望的に終わっている(のにもかかわらず萌えゲーとして売られている)ので、結果的にプレイすると疲れる『春恋*ござる』と、同じく普通にプレイしている分には面白いんだが、弾幕ごとにチャレンジ回数と成功・失敗回数をご丁寧に表示してくれるので、失敗が多いと言うかほとんど失敗するヘボシューターがプレイするとストレスが溜まる『東方文花帳』(と永夜抄)をプレイし続けていたせいか、世の中のなにもかもに殺意が沸くほどにイライラしていたので、気分転換とばかりに普段はやらない萌えゲーに手を出してみました。

 え?春恋?
 ありゃ、真面目ゲーもしくはごきげんようでござるゲーであって萌えゲーじゃないよ(暴言)


 そこで俺が選択してみたのが『CANDY TOYS』。
 エロゲサイト界に咲いた二輪の赤いラフレシアである所のEFAF-P-Lが最高にリスペクトするライター、嘘屋先生のゲームです。
 俺のこのゲームに対する期待は、死ぬほど薦められても値段が1kに下がるまで買わなかったあげく、買ってからさらに2年ほど積んでいた事から予測出来る程度だったのですが……このゲームを10分ほどプレイした今なら言えます。嘘屋は天才だと!(笑) 

 とはいえ、ギャグ物がどう面白いのかを説明するのは非常に難しいものがあるので、どう天才かを説明するのは非常にやりにくいのですが……とりあえず言えるのは、投げてくるネタ・話の流れ・キャラ造形が全部魔球クラスの変化球なのに、不自然じゃないという意味でも分かりやすいという意味でもプレイヤーが状況を異常に受け入れやすい(少なくとも俺は受け入れられた)と言うのは相当神がかってるんじゃないかという事でしょうか。
 開始直後に『リーマンギャンブラーマウス』なんていうマイナーネタを仕込んでくる、Hシーンはすべからくギャグとしか思えない、メインヒロインの白痴ぶりは酷い、そもそも話の流れが意味不明すぎる……それなのにプレイヤーがちっとも置いてきぼりじゃないと言うかむしろ状況が相当把握しやすいのは割と凄い事……なんじゃないかと思います……多分……もしかすると。
 と、とりあえず、どうでもいい選択肢でもいちいち戻って両方の顛末を読みたくなる程度には文章が面白いのは天才の証なんじゃあないかな。

 どうも萌えゲーというのをほとんどプレイしない人なんで、どう分析したらいいかに途惑ってるみたいです。
 


 ま、この分析が的確かそうでないかはともかく、ストレスが一発でぶっ飛ぶほどの大当たりを引いたのは確かなんで、これが終わったら菊田裕樹のサントラ目当てで買ったまま開封もしてない『に〜づまはセーラー服』も崩してみる事にしようと思います。