「私としましては、殺害できる年齢層がもう少し低ければより素晴らしい作品になったと思うのですが」

 最近ストレスが溜まりまくって猟奇殺人者になりかねない状態だったので、積んでいた『影牢』を崩して気分だけ猟奇殺人者になっていました。
 本来なら、このゲームの感想を書く際には、コンボをつなげる楽しさとかそういうアクション的な物をまず最初に語るべきなんでしょうけど、2周(ラス前の分岐でやり直したんで実質一周)しかしていない今の所

「磁石で引きつける→石を落とす→地雷で爆破する」

の超基本コンボ以外の連続技を全く使えない状況なので、そこら辺については超割愛して……他にこのゲームの何が良いかと言うと、殺せるキャラのバリエーションが良い感じに広いという事ですね。

  • パターン1:主人公をさらってきて殺人マシーン教育をして人を殺させまくっておきながら、ちょっとうっかり敵を逃がして機密がバレたからといって「この国にクーデターが起こったのはお前のせいだ。死ね!」とブチ殺しに来る王様達青白いクソ選民共(比喩ではなく本当に肌が青白いし血も青い)を代表とする、ブチ殺しても心が痛まないどころかむしろざまーみろと思う皆さん

  • パターン2:「悪い王様の手先な主人公死ね!」「仲間の仇な主人公死ね!」レジスタンスの皆さんに「主人公にかかった賞金をもらってそれを持参金にして結婚するんだ!」な傭兵の恋人達などの、まー立場は分からないこともないし、ブチ殺す事に多少心は痛みますけど、でも正当防衛ですからー、な皆さん

はもちろんの事

  • パターン3:よく分からんうちに主人公のアジトに迷い込んだ挙げ句惨殺される新婚夫婦や子供などの、どう考えても悪いのは主人公です、殺してしまってすみません、な皆さん

も惨殺できるのが、実に素晴らしいのですよ(死ね)


 いやね、一般的にはどうか知りませんが、私的には、凌辱ゲーでもそうですけど、どう考えても相手に落ち度が無い無垢な人達を酷い目に遭わせる背徳感が一番興奮する訳でして(本当に死ね)


 これで殺られた時の悲鳴が全く色気が無い合成音声じゃなかったらもっと良かったんですがねー。
 プロフィールが「絶世の美女」となってるキャラまでボリゴン全開ツラひし形人間なのは、まあ98年発売なPS1のゲームだから仕方がないかなー、と我慢できるのですが……近いうちに買ってくる予定な『影牢2』では白キュアとか白キュアとか涼森ちさとあたりが悲鳴声をしてるといいなあ。



 まあ、そんな凌辱ゲーのやり過ぎで頭がおかしくなった悲鳴キ○ガイの戯れ言は置いておいて、もう一つこのゲームの素敵な点は、主人公(プレイヤー)がやってる事は、結局の所、徹頭徹尾出てくる敵を殺したり殺したり殺したりで、自由意志でできる事など、せいぜい「戦わないで逃げていく敵を逃がすか追いかけて殺すかの選択」くらいなのに、エンディングで出てくる「さらわれてきて強制されたとはいえ、人を殺しまくった主人公に罪はないのですかねえ?」とか「人間が生きるって事は他人を犠牲にしないと成り立たないことなのですかねえ?」といったテーマが作品全体に凄くマッチしていて、全く違和感や取って付けた感じがしない事ですね。
 あえてつっこむなら、問題提起だけして答えを出してないっつー事も言えるんですけど、テーマにしている問題自体、答えが出せるもんでもないし、さらに、一応の答えを作者側が出せても、それを他人(プレイヤー)に押しつけるもんでもないと思うんで、これはこれで良かったんじゃないかと思います。




 最後に、心の底からどうでもいいですけど、タイトルは某氏が『先生だ〜いすき』のアンケートに書いた伝説的名言を元にしたギャグなんですが……まあ注釈しないで分かる人は5人以下でしかも全員リアル知り合いですね。