『シグルイ』は置いてないのに『ぶれいボーイ』や『高校生無頼控』はアクションコミックスで置いてあるって本当に嫌な漫画喫茶だな

 えーとですね、多分皆さんが想像したとおりの理由で漫画喫茶で『こいこい7』を読んできたんですけど、凄いですねこれ。
 作者のもりしげは、小学生を強(中略)あまつさえ殺(中略)さらに屍(中略)な同人誌ばかり描いているキ○ガイだという噂通り、とてつもないキ○ガイでした。

 それもなんつーか、たとえキ○ガイだとしても、普通の場合は「こういう方向にキ○ガイだ」という方向性が、感覚的になんとなーく分かる物なんですけど、それすら掴めない。
 微妙に萌えない萌え描写と微妙にえぐい方向性が混じっているテーマと微妙に下手なような気がする絵が凄い暗黒空間を生み出している感じで、萌え描写と何かテーマ性があるように見える適当な伏線で読者を騙しているだけなのか、本気で突き詰めたいテーマがあるのか、ただ残虐描写が好きな変態なのか、もしくはその全てなのかすら読めない。
 (まあ、実像が把握できないからと言って、それが即、凄い漫画家である事に直結する訳でもないんですけどね。)



 とりあえず、作品的にはいろんな意味で凄いと思った事は確かです。
 例えば、同じ雑誌で連載されている同じキ○ガイ作品である『シグルイ』は、誰もが「こんな残虐描写の限界に挑んだキ○ガイ作品を連載するとは流石先鋭的な漫画雑誌であるチャンピオン」と言いそうな方向性なのに対して、『こいこい7』は誰もが「こんな下劣なキ○ガイ作品を連載するような出版社だからチャンピオンはジャンプマガジンサンデーより一段下に置かれるのだ」と吐き捨てるように言いそうな方向性(つーか俺が率先して言う)な事も含めて(暴言)。



 書いている自分でも何がなんだか分からない感想だと思いますけど、まあ一回読んでみる価値はある漫画だと思うんで、機会があったら是非読んでみるといいかと。
 二度読む価値があるかどうかは俺にもよく分かりませんが。





 あと、このページを見て探していた『ぶれいボーイ』が同じ漫画喫茶にあったので読んでみたんですが、何と言うか、小池一夫は本当に偉大なHENTAIですね


 追記:『ぶれいボーイ』は俺のリンク貼った紹介記事よりはてなキーワードの説明の方が明らかに頭がおかしくて最高なので、そっちの方も読んであげて下さい。