実はボンボン餓狼はこっちしか知らない

 なんか知らないうちにケンイシカワ作『餓狼伝説 戦慄の魔王街』が復刊していたらしく、俺は驚きを隠せません。

 ボンボン餓狼と言えば、サニーパンチのアレの方が有名、と言うかケンイシカワ餓狼について語っている人など一人も見たことがありませんが、この漫画、本当に凄い。

 今でこそ、ゴルファーが魔界と契約して超能力やら触手やらを使い出しても特にショックを受けない程度にはケンイシカワに慣れ親しんだ俺ですが、

 ケンイシカワ=筋肉質になった永井豪みたいな絵

程度の認識しか持っていなかったボンボン連載当時は、魔界と契約したギースや筋肉質な大女で乳が見えてもちっともうれしくない不知火舞、そして原作のキャラはほとんど出てこない上に、出てくるキャラも人体にパンチで風穴を開けまくる異界生物に成り下がった無茶展開に、とてつもないカルチャーショックを受けたものです。

 とりあえず、リンク先の、ゲームと1ミリたりともマッチしねえ必殺技名を見ていただければ、その凄さが少しは分かっていただけるかと。